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賃貸物件で表札を出すメリット・デメリットについて

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賃貸物件で表札を出すメリット・デメリットについて


昔は家の玄関に表札を出すのが当たり前の世界でしたが、現代はそうではありません。
とくに一人暮しの女性にとっては、いつ誰が自宅に来るかもしれないという恐怖心を感じてしまい、躊躇することの1つでもあります。
今回は表札を出すことのメリット・デメリット、出す場合の注意点などをお伝えします。

賃貸物件で表札を出すメリットとは


表札を出す決まりはある?

テレビドラマなどをみていると、自宅の玄関や門扉には必ずといっていいほど表札が掲げられています。
それをみると、表札は出して当たり前という印象を持ってしまいますが、実は出さなければいけないという決まりはありません。
ですが表札を出す家は今でも非常に多くありますので、出すことのメリットも必ずあるはずです。
そのメリットとはいったいどんなことなのか、みてみましょう。

来訪者が迷わない

一番大きなメリットとしては、自宅に来られる方が迷わないということです。
とくにコロナ禍以降、インターネット販売を利用する方が多くなり、購入した商品を宅配で自宅まで届けてもらうことが多くなりました。
その場合、配達員に間違わずに自宅まで届けてもらうためには、名前が書かれてあった方が安心です。
置き配などを利用される場合はなおさら、届け間違いなどのトラブルを未然に防ぐことができるのではないでしょうか。
また集合ポストに名前がない場合は、郵便物が届かない可能性や、誤配によって他人が郵便物を見てしまう可能性もあります。
郵便物や宅配の誤配や紛失は、大きなトラブルに繋がりかねませんので、できるだけトラブルが回避できるように対策しましょう。
場合によっては誤配された手紙を、他人が読んでしまうケースも考えられます。
個人的な内容を盗み見されるのは、とても不快なものですので防ぐ必要があります。
また、お友だちが遊びに来るときも、間違わずに家までたどり着いてもらえます。
迷ったら電話すればいいという考え方もありますが、小さなことではあるのですが「この家で間違いないかな?」と不安にならずに済むのもメリットの1つです。
またご近所の方にも覚えてもらいやすくなるので、ご近所付き合いを積極的におこないたい方は、出すことを検討してみても良いでしょう。
災害などの発生時には、声を掛け合って助け合うことがありますので、そのようなときにはご近所さんとのお付き合いが影響してくる可能性があります。
あまり災害のことなど考えたいことではありませんが、いざというときのために考えておいたほうが安心です。

インテリアの一環でおしゃれできる

賃貸物件の玄関ドアは、シンプルなデザインであることが多いので、デザイン性のある表札を飾るだけでおしゃれな自宅が演出できます。
また観葉植物などを飾ると、さらにセンスの良いコーディネートができるのではないでしょうか。

賃貸物件で表札を出すデメリットとは


表札は個人情報の1つ


表札は「ここは●●の家です」ということを示すものですので、いうなれば個人情報を晒しているのと同じです。
しかも、誰でもとおることができる場所につけるものですので、不特定多数の方に知られることになります。
名前を知られたからといってすぐに被害があるわけではありませんが、いつどんなことに派生していくのかもわかりません。
神経質になる必要はありませんが、慎重に考えていきたい部分です。

デメリットの1番は防犯対策

名前を掲げると、1番には防犯上のデメリットが大きくなります。
最初に考えられるのは、ストーカー被害に遭う可能性が高くなることです。
今はSNSなどでも目をつけられる可能性がありますので、個人を特定できる情報は少しでも排除していきたいものです。
また、犯罪ではありませんがセールスの訪問も増える可能性があります。
フルネームを書いてしまえば、その家には何人が住んでいるのか、女性がいるのかなどすべて丸見えになってしまうため、セールスのターゲットを見つけやすくなります。
そのほかの防犯の観点からも、フルネームを記載するのは控えたほうが安心です。

注意すべきマーキング

もう一つ防犯面で注意すべき点に、玄関に何らかのマークがついている場合のことをお伝えしておきます。
インターフォンやポストなど、玄関の周りのいずれかの位置にマジックなどでマーキングされていることがあります。
これは空き巣などの犯罪をたくらんでいる方が、その家の情報があとからでもわかるようにつけているマークです。
たとえば、「S」と書かれていれば一人暮らし、「W」や「Y」と書かれていれば女性、数字であれば年代、「7-18R」のように書かれていれば7時〜18時まで留守、「SS」は土日休みといった形で読み取れるようです。
このようなマークを発見した場合は、空き巣の餌食になる前にすぐに消すようにしておきましょう。
油性マジックで書かれていたとしても、マニキュアの除光液で簡単に落とすことができます。
可能な限り未然に防ぐとともに、交番などに相談しておくと安心です。

賃貸物件での表札の付け方をご紹介


賃貸物件の場合、一番重要なことは原状回復ができることです。
表札をつけるのに穴を開けてしまっては、元の状態には戻せなくなって大変です。
マンションやアパートには備え付けの表札がある場合が多いので、それらを活用すると壁やドアなど周りを傷つけずに済みます。

表札の取り付け方について

備え付けのタイプには、スライド式・落とし込み式・マグネット式などが多く使われています。
スライド式は横側から名前を書くボードを差し込むタイプで、一番よく見かけるものです。
スーッとスライドさせて入れるだけですので、付け方も難しくなく簡単に使えます。
落とし込み式は正面から上下の枠に引っ掛けるようにボードを立てるタイプ、マグネット式はボードの裏に入っているマグネットで止めるタイプです。
いずれもボードに名前を書くだけで使用できる優れものです。

剥がせるシールタイプも重宝する

備え付けの表札がない場合は、剥がせるタイプの両面テープを使って表札を貼り付けることも1つの手です。
ただ、剥がせるタイプの場合は接着力があまり強くないため、時間の経過とともに自然に剥がれてくる可能性があります。
反対に剥がれずに長く貼ったままで過ごせた場合は、シールの跡形が残る必要がありますので、時折貼り替えをしたほうが安心でしょう。
またマグネットが取り付けられるタイプのドアには、マグネットフックをつけても良いでしょう。
ボードに穴を開けてチェーンをとおし、そのチェーンをマグネットフックにかければ立派な表札になります。
マグネットフックもボードもチェーンも、100円ショップなどで手軽に購入できるのも魅力です。

女性の一人暮らしで注意すべきこと

女性の一人暮らしがわかるような表札の場合、犯罪の標的になる可能性があります。
自分のお城ともいえる自宅ですので、かわいらしくセンス良く飾りたくなる気持ちが出てきてしまうものですが、名前の周りにイラストを書いたり、お花で飾ったりすると、女性が暮らしていますと教えてしまっているようなものです。
犯罪者から目をつけられないように、極力シンプルにするよう心がけましょう。
もちろん、フルネームを記載するのも控えるようにしてください。

まとめ

今回は賃貸住宅で表札を出すべきか否か、そのメリット・デメリットと出す場合の方法などをお伝えしました。
昔は常識だったことが時代の流れとともに変化していくことは多くあります。
安心して暮らしていくために、今必要なことを選ぶようにしていきましょう。